川崎病にかかった子供達
園・学校での問題

 園・学校側の認識不足、事なかれ主義が原因で川崎病にかかった子どもに対する管理制限が強まる傾向があるようですが、後遺症がなければ運動制限は一切必要ありません。また軽い後遺症が残った場合も制限は不要です。内容は程度によって異なってきます。後遺症が残った場合、担任養護教諭によく説明し、また、必要ならば主治医に会ってもらい不必要な制限をすることなく、子ども達を正しく見守って下さい。
 参考:「川崎病の管理基準」日本川崎病研究会運営委員会編(当会会報やまびこ通信124号にも掲載)                                  

偏見差別の問題                        

 川崎病にかかったというだけで予防接種を禁止されたり、伝染するから特別視されるという事実があります。急性期にガンマグロブリンという薬を投与した場合は6ヵ月後、投与しなかった場合は2ヵ月後に基本に予防接種を受けても問題ありませんし、原因が確定できておりませんので、絶対とは言えませんが、川崎病で入院した時、同病室の違う病気で入院している子どもさんが川崎病に罹患したという報告はありません。人から人にうつる伝染性の強い病気ではないという認識が一般的です。さらに、後遺症があってもその程度は異なります。川崎病を特定の疾患としてひとまとめに処理せず、個々の症状にあわせた、きめ細かな対応が大切です。社会からのこうした差別が行われるような事実があれば撤廃させましょう。

後遺症ありと薬と検査

 川崎病に罹り、冠動脈に後遺症が残った場合、アスピリンを中心とした血液が固まらないように抗凝固剤を服薬しています。年齢が高くなるにつけ薬を飲まなくなる(退薬)する傾向がありますが、医師の指示でなく退薬するのは大きな問題があります。
 本人は日常的には痛いとか、苦しいとか自覚症状がほとんどなく、つい退薬してしまうようですが医師の指 示に従って服薬を続けましょう。
 また、本人の自覚症状がないまま川崎病の冠動脈障害は進行することがあります。心臓の定期的な検査は必ず受けるようにしましょう。



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